子どもと一緒に考えたい「ユダヤ人の成功哲学『タルムード』金言集」

本の記録

読みやすい!超優秀民族ユダヤ人の金言集

学びの価値あり!タルムードとは?

こんな親になれるかも!

・現代を生き抜くサバイバル精神を子供に伝えられる

・子供に「思考力」を与えられる

・子供と一緒に「困難を乗り越える」方法を考えられる

世界人口のわずか0.2%しかいないユダヤ人。

ノーベル賞歴代受賞者の少なくとも20%はユダヤ人であると言われています。

世界の0.2%の人口。

だけどノーベル賞受賞者の5人に1人がユダヤ人って

すごすぎる!

また、Facebookを創設したマーク・ザッカーバーグ氏

偉大な映画監督、スティーヴン・スピルバーグ氏等、

現代社会をけん引する著名人にもユダヤ人は多くいます。

ユダヤ人には超優秀な方が多い

その一因に「タルムード」と言われる「説話」の存在があります。

語弊を恐れずに言うと、

「説話」とは『桃太郎』のような

古くから伝わるお話のことです。

こうしてユダヤの子どもたちは、母親から語られる説話や小話の中で、自然な形で「リスク・コントロール」や「リスク分散」ということを覚えていく。ユダヤ人でビジネスの成功者が多いのは、幼いころからビジネスの基盤となる「リスク」という概念を、さまざまな視点からとらえる訓練を積んでいるからだと思う。

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 (石角 完爾)集英社

本書の特徴

本書の特徴

・ユダヤ教に改宗した、日系ユダヤ人が書いている

・「タルムード」が読みやすい

著者について

著書の石角完爾さん

国際弁護士でご活躍されている傍ら、

50歳を過ぎてかユダヤ教に改宗された珍しい経歴の方です。

「日本人」と「ユダヤ人」の両方の視点をお持ちの石角さん。

石角さんだからこそ書ける「日本人マインド」と「ユダヤ人マインド」の比較から

学べることは非常に多いです。

タルムードについて

本書では、タルムードがいくつも紹介されています。

そのどれもが読みやすく、また、深いものばかりです。

結末を話す前に、

あなたならどうする?」と

子供と一緒に考えてみたい。

ただ、注意点がひとつ。

タルムードとは、厳密にはヘブライ語で記された物のみを指すそうです。

子どもに話したいタルムード3選

魔法のザクロ

あらすじ

仲良しの3人兄弟。

それぞれ各地で修行を行い、その間に見つけたもっとも不思議な物を持って帰還。

そして、重病なお姫様を見つけて、、、

このお話からは「ノーペイン・ノーゲイン(犠牲なくして成功なし)」

ということが学べます。

ユダヤ人の子どもたちが、幼いころから親に叩き込まれる「ノーペイン・ノーゲイン」は、「自己犠牲なくして成功は得られない」という、金銭哲学を超えた人生哲学なのである。

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 (石角 完爾)集英社

「自己犠牲なくして成功は得られない」

なるほど、、、!

キツネとブドウ畑

あらすじ

ブドウ畑のそばを通りかかったキツネ。

美味しそうなブドウがなっていたため、畑に入って取ろうとします。

けれど、ブドウ畑はしっかりと柵に囲まれていて、

太ったキツネはその隙間を通ることができなくて、、、

「あなたがキツネの立場ならどうする?」と

子供に尋ねてみてもいいかも!

このお話からは、「適切なリスクをとる」という考えを学べます。

「一か八か」や「ハイリスク&ハイリターン」、「リスクをとらない」という考えではなく、

許容できるリスクをとる」という姿勢は、

人生の可能性を広げそうですよね。

リスクを避けてきた私にとっては、

目からウロコな視点でした!

七匹の太った牛と七匹の痩せた牛

あらすじ

エジプトのファラオがある日見た夢。

その夢には、太った牛が現れました。

そしてその後ろから、ガリガリに痩せた、いかにも不健康そうな七匹の牛が現れて、、、

良いことの次には必ず非常に悪い事が起こる。

抜け出せるのは準備した人だけ。

ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 (石角 完爾)集英社

わああ!耳が痛い!!

上手くいっている時や、トラブルがない時って、

トラブルに備えた準備ってしないですよね、、、

めんどくさいもん、、、

けれど、それじゃあ生き残れないよって、警鐘を鳴らされました。

子供と一緒に学べる!現代社会のサバイバル本

本書を通して「物事の捉え方」や「人生観」が変わりました!

まさに人生が変わる一冊です。

子どものためだけでなく、確実に読んだ人のためになります。

さらに、人生において大切な考え方を「タルムード」というお話で

子供に伝えていけるのはいいですね。

我が家でも、

ぽこ美に話していきたいと思います!

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